こんにちは。アラサー・独身・都内で一人と犬一頭暮らししております、ゆのと申します。
一人暮らしで犬を飼うのは不安
一人暮らし10年目の頃、犬を迎えて早3年。愛犬・なーくんへの愛が溢れすぎて周りに犬の話ばかりしていたら、「一人暮らしで犬って飼えるの?」「一人で面倒見るの大変じゃない?」「私も飼いたいけど一歩踏み出せないよ。なんで飼うって決められたの?」などなど聞いてもらえることが増えました。
その不安、めっっちゃわかります!!!!
何を隠そう、私も飼い始めるまでにとてもなやんで、悩みまくりました!!!結局飼うことにしたんですが。そのとき、いろんなペットと暮らしている方のブログを見てシミュレーションしたのですが、一人暮らしで飼われてる人のブログが当時はあまりなかったんです。ご家族やカップルで飼うことと、一人で飼うことは、飼い始める前から大きく違うと思っていましたし、実際あらゆる場面で違いました(実家でも犬を飼っていました)。
愛犬・なーくんももう3歳、私たちの暮らし落ち着いてきたところで自分の備忘録としても、犬と暮らす中で大変だったこと、こっちも一人だからこそのトラブルや対処してきたことなどの体験を綴っていきます。あくまでイチ飼い主の記録ですが、もし一人暮らしで犬を飼いたいけど、悩んでいる人の一助になれたらうれしいです(*^^*)
「犬を飼う」と決めるまでに浮かんだ不安一覧がこちら
仕事では大抵のことは即断即決、悩んでいる時間ってもったいないなくない?と、かなりせっかちで(決断したことが正しいかどうかはともかく基本的にあほなので長考できない)、外食のメニューも3秒以上悩まないのですが、犬を飼いたい、と思ってから実際に飼い始めるまでには2年ほどかかりました。
実家で犬を飼っていたので、犬大好き。一緒に生きていくパートナーとしてお迎えしたいと思い始めたのが20代後半の頃です。しかし、その時の私のスペックは
- アラサー
- 独身(永劫結婚の予定なし)
- 年収350万
- 都内一人暮らし(サポートしてくれる家族近くにいない)
- 土日は休みだけど平日は毎日残業で9時-20~23時勤務(早く上がれても飲みに行っちゃう)
- そもそもペット不可アパート住まい
- 貯金0(大体飲んで使っちゃう)
というありさまでした。そりゃ、飼っちゃいかん。
主に不安だったのが以下のことです。
- いくらかかる?生活していけるのだろうか?(意外とお金かからないっていうネット情報や、ペットローンもあるとも聞くし案外いけちゃう?なんて思ったり)
- 帰り遅いから、お留守番長くなっちゃう。かわいそうじゃないか
- そもそも毎日散歩いけるか?!(散歩だけでなく、世話の時間はとれるか?)
- 自分が病気になったときどうする?
- 飲みに行けなくなる?会社の付き合いもあるし……
- 旅行や遊びにも行けなくなる?
- 犬の介護に対応できるか?(実家の犬が老犬になったとき、家族が大変だったので)
などなど、細かく考えるといろいろありましたが、おおざっぱに大きく分けると
- お金の不安
- 時間の不安
の2つだったように思います。まあ、そうですよね。先述の通り、当時の私は「年収350万」で、独身・一人暮らしということはイコール世帯年収です。しかも、貯金なし。そして、毎日家を出るのは7時半、帰ってくるのは23時を超えていることもざらにある生活です。一人暮らしですから、自分以外に犬の世話をする人はいませんから、その時間犬はごはんももらえず、散歩もいけない生活をするということになります。役満です。飼えません。いや、飼ってはいけません。
お金の不安→いくらかかるかよくわかっていない+絶対的に金がない現実
時間の不安→どれくらいの時間が必要なのかよくわかっていない+現実的に時間がない
さすがに、この状態で犬を飼う!と豪語はできませんでした。(そりゃな)
実家での「犬と暮らし」は両親の努力があったからこそ
めちゃくちゃ当たり前のことですが、このとき実家で犬と悠々暮らせたのは、
- 父親の経済力
- 母親の時間やりくり
があったからこそ成り立っていたのだと気づきました。絵に描いたような中流家庭の我が家ですが、父親が稼いでくれて、母親がパートに出ながらも朝の散歩や、犬が体調を崩したときに病院へ連れていくなど対応してくれたからこそ、「犬と暮らし」が成り立っていたのです。
稼ぎは多いけど家にいる時間が少ない父親だけでも、勤務時間が少ないため時間のやりくりができるがパート職で稼ぎの少ない母親だけでも、成り立たなかったのです。すごく当たり前のことに気づいた瞬間でした。そして当時の私は、稼ぎも時間もない状態でした。
犬と暮らしたい~、と思い始めて2年程の間は、「暮らしたい」けど、だからといって稼ぎや自由な時間を増やすために転職するわけでもなく、ただ「いつか暮らせたらいいな」と思っていた時期でした。
結局飼い始めたのは、お金の不安・時間の不安がまったくなくなったわけではないのですが、周りの人たちや運に助けられ、ある程度自分の中で対応可能だと判断できたからです。本当に焦らなくてよかったと思います。勢いだけで飼いはじめていたらと思うとゾッとします……。